日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年4月11日人と話すのが苦手な人の克服法とは?

 

★ 人と話すのが苦手な人は多い


「余り親しくない人と出会うと何を話せば良いかわからなくて黙ってしまう。気軽に話せるようになるといいんだけど・・・」
こんなことを思っている人は多いのではないでしょうか。実は私も人に気軽に話しかけられるタイプの人間ではありません。しかし、今では以前よりは話しかけることに抵抗を感じなくなっています。それは幾つかのことを心がけて実践したからです。今回は、私が実践したことも含めて、どうすれば以前よりも気軽に人と話すことができるようになるか、ということについてお話します。


◆自分からあいさつや返事をする


まず1つ目は、自分から挨拶をする、名前を呼ばれたら返事をすることです。
人に話しかけることに積極的になれない、コミュニケーションを取ることに引っ込み思案になってしまう。こういう人に効果的な行動は自分からあいさつや返事をするということです。例えば次のようなことを実行してみましょう。
・朝起きたら家族に大きな声で「おはよう」とあいさつする
・コンビニで品物を受け取った後、店員さんに大きめの声で「ありがとう!」と言う
・病院や役所で名前を呼ばれたらできるだけ大きな声で「はい!」と返事をする
ちょっとしたことですが、あいさつや返事をすることを継続していくことで、人に対して話しかけることへの恐さやストレスが徐々に薄れていきます。やがて気持ちも前向きになって少しずつ積極的にコミュニケーションが取れるようになってきます。
これには少しだけ勇気を出す必要がありますが、私はこれを実行することで人に話しかけることができるようになってきました。ぜひお試しください。

 

◆話すトレーニングをする


2つ目は、話すトレーニングをすることです。
話すことに苦手意識があり、どう話せばいいかわからないという人は、話し方教室でプロにアドバイスを受けながらトレーニングをすることが有効です。日本話し方センターでは話の内容や話の仕方、発声の仕方、話す際の表情や態度などコミュニケーション全般について、その人の持ち味や特徴に応じたアドバイスを行っています。自分ではコミュニケーションの取り方の何をどのように改善すればいいのかわからないものです。しかし、プロが見ればそれはすぐにわかりますので、適切なアドバイスを受けることができます。それに基づいて話す訓練を行えば苦手意識は徐々になくなっていきます。
コミュニケーションはスキルです。スキルは簡単に身につくものではなく一定期間のトレーニングが必要です。そのトレーニングを継続するためには自分に合った、相性のよい話し方教室を選ぶことが肝要ですのでご留意ください。

 

◆話のネタをストックする


そして3つ目は、話のネタをストックすることです。
話をしようとしても何を話せばよいかわからない、という人は日頃から意識して話す材料を集めるとよいでしょう。
・自分の周りで起こったことや自分のしたことで「なるほど!」「おもしろい!」「しまった!」など心が動いたことをメモしておく
・会議中、人の発言を聞いて頭の中でそれに対する意見を考える
・ネットやテレビでこれは話のネタになるなと思ったものをメモしておく
こうしたことを継続実行すれば、様々な材料が自分の中にストックされていきます。そしてその場に適したネタを取り出して話すことを実践していけば、次第に話すことが苦でなくなっていきます。

私たちの悩みや課題はコミュニケーションが上手く取れないということによるものがとても多いです。上に述べたことを実践してご自身のコミュニケーションスキルを磨いていただければ、悩みや課題の解決にもつながるでしょう。

 

★話すトレーニングを積みましょう!


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